4月1日■■(画像まだ)リフティング用ボールの選び方|小学生・中学生サッカーのレベル別おすすめ整理

ボールの芯をきちんと捉えられると、パスもシュートも格段に安定してきます。その感覚を効率よく身につけるための道具として、リフティング用ボール(リフティングボール)があります。通常の試合用ボールより小さく作られていて、小学生・中学生の自主練でも広く使われているアイテムです。

ただ、いざ選ぼうとすると「サイズはどれがいいの?」「ゴム製と人工皮革、何が違うの?」と迷いやすいのも事実です。このページでは、リフティング用ボールとは何か・どう選べばよいかを、学年や習熟度別に整理します。

なお、価格や仕様は時期によって変わることがあります。購入前に各メーカーの公式サイトや販売店で最新情報をご確認ください。まずはリフティング用ボールの基本から順番に見ていきましょう。

リフティング用ボールとは何か、通常ボールとの違いから整理する

リフティング用ボールとは、リフティング練習に特化して作られたトレーニング専用ボールです。試合や通常練習で使う検定球・練習球とは別物で、公式戦では使用できません。何がどう違うのかを先に把握しておくと、選び方の判断がしやすくなります。

サイズと重さ:通常ボールとの比較

小学生が試合で使う4号球は直径約20.5cm・重さ約350〜390gです。中学生以上が使う5号球は直径約22cm・重さ約410〜450gです。これに対してリフティング用ボールは直径7〜18cm程度と大きく幅があり、重さも100〜400g台とさまざまです。

サイズが小さくなるほどボールの芯を捉えにくくなり、難易度が上がります。重さが軽いボールは弾みやすく、コントロールしにくい反面、室内で使いやすいという特徴があります。自分のレベルと練習場所に合わせて選ぶことが大切です。

リフティング用ボールの目的:回数より感覚を養うもの

リフティング用ボールを使う主な目的は、「回数を増やすこと」ではなく、「ボールの芯を正確に捉える感覚を身につけること」です。小さいボールを使うと、足のどこに当たったかが即座にわかるため、自分で正解・不正解を確かめながら練習できます。

ボールタッチの感覚・ボールとの距離感・タッチのタイミング・足首や膝の関節の使い方など、サッカーの基礎技術に直結する要素を一人で反復練習できるのが、このボールの大きな利点です。ただし、リフティング用ボールばかり使い続けると通常ボールとの感覚の差が生じることがあるため、通常のサッカーボールとの使い分けも意識するとよいでしょう。

試合用ボールとの混同に注意

「小学生用のサッカーボール」と「リフティング用ボール」は別物です。4号球はリフティング用ボールではありません。また、100円ショップで売られている小さなゴムボールとも異なり、専用設計のリフティング用ボールの方が適切な反発力と耐久性を持っています。初めて購入する場合は、スポーツ用品として設計されたものを選ぶと安心です。

リフティング用ボールと通常ボールの主な違い
・4号球(小学生用):直径約20.5cm、重さ約350〜390g、試合・練習で使用
・5号球(中学生以上):直径約22cm、重さ約410〜450g、試合・練習で使用
・リフティング用ボール:直径7〜18cm程度、重さ100〜400g台、練習専用
  • リフティング用ボールは試合や通常練習では使用できない練習専用アイテム
  • 通常ボールより小さく、ボールの芯を捉える感覚を養うことが主な目的
  • 回数よりも「正確に蹴る感覚の習得」を意識して使うと効果的
  • リフティング用ボールと通常ボールを交互に使うと感覚の差が生じにくい

学年・習熟度別の選び方:サイズと重さをどう決めるか

リフティング用ボールには多くのサイズ・重さのバリエーションがあります。選び方の基本は「自分のレベルに合ったもの」ですが、具体的にどう判断すればよいか、学年と習熟度を軸に整理します。

小学校低学年(1〜3年生):まずは大きめ・重めから

サッカーを始めたばかりの小学校低学年の場合、ボールが大きいほど芯を捉えやすく、最初の成功体験を積みやすくなります。重さが通常ボール(4号球:350〜390g)に近いものを選ぶと、試合練習との感覚的なギャップが少なくて済みます。

直径13〜18cm前後・重さ200〜400g前後のものが入門として使いやすい範囲です。初めは空気圧を少し低めに設定するとボールが跳ね過ぎず、コントロールしやすくなります。ゴム製より人工皮革製の方がバウンドが控えめで初心者向きとされています。

小学校高学年(4〜6年生):ステップアップを意識した選択

ある程度リフティングができるようになってきたら、一回り小さいボールに変えていくとさらに技術が磨かれます。ミズノのSTEP1(直径13cm)からSTEP2(直径10cm)へ、モルテンのLEVEL1からLEVEL2へというように、段階を追って難易度を上げていく方法が定番です。

小学校高学年では両足を使ったリフティングや、ももや頭など異なる部位を使った練習も意識できる年齢です。異なるサイズのボールを使い分けることで、より繊細なボールタッチが身につきやすくなります。なお、ゴム製のボールは軽くて弾みやすいため、ある程度の習熟度がついてから使うと上達につながりやすいです。

中学生:実戦感覚に近づけるための選択肢

中学生になると5号球(直径約22cm・重さ約410〜450g)を使うため、重めのリフティング用ボールや、通常の練習ボールに近いサイズのものを使うと実戦感覚の維持に役立ちます。モルテンのヴァンタッジオリフティングボール(直径約18cm・約400g)など、5号球に重さを近づけたタイプも選択肢の一つです。

一方で、芯を捉える感覚をさらに磨きたい中学生には、小さめのボール(直径10cm前後)も有効です。レベルや目的によって使い分けるとよいでしょう。セレクションや強化練習でリフティングを重視するチームに所属している場合は、指導者にどのサイズを使っているか確認してみることもおすすめします。

具体例:リフティングがまだ5〜10回しか続かない段階では、まず通常の練習ボールや大きめのリフティング用ボール(直径13〜18cm・重め)で感覚をつかみ、安定して50回以上できるようになったらSTEP2(直径10cm前後)に移行するのが一つの目安です。

  • 初心者・低学年:大きめ(直径13〜18cm)・重め・人工皮革がおすすめ
  • 中級者・高学年:一回り小さいボールへ段階的にステップアップ
  • 中学生:実戦に近い重さのものと小さいボールを目的に応じて使い分ける
  • 空気圧は低めからスタートし、慣れたら上げていくと練習しやすい

素材と使用場所:ゴム製・人工皮革・スポンジの違いを把握する

リフティング用ボールの素材は主にゴム(ラバー)製・人工皮革製・スポンジ製の3種類です。素材によって使える場所や扱いやすさが変わるため、練習する環境に合わせて選ぶことが大切です。

人工皮革製:屋外・サッカーボールに近い感触

人工皮革(合成皮革)素材のリフティング用ボールは、通常のサッカーボールに近い質感と硬さがあります。バウンドが比較的控えめで、屋外のグラウンドや芝生での練習に向いています。重さもある程度あるため、「足にしっかり感覚が伝わる」という特徴があり、初心者でも芯を捉えた感触がわかりやすいです。ただし、硬い素材のため室内で使用すると家具や床を傷つけることがあります。

ゴム(ラバー)製:室内でも使いやすいが上級者向き

ゴム製のリフティング用ボールは柔らかく、家具や床に当たっても傷がつきにくいため室内練習に向いています。ただし、ゴム製は弾みやすい性質があり、芯を捉えにくいため難易度は高めです。モルテンのLBN15のようなゴム製ボールは上級者向けとされており、リフティングの回数がある程度安定してきた段階での使用がおすすめです。

スポンジ製:幼児〜小学校低学年の入門に

スポンジ製は最も柔らかく、素足で当たっても痛くなりにくい素材です。小学校低学年や、これからサッカーを始めるお子さんの入門用として向いています。軽量な分、通常ボールとの感覚差が大きくなるため、慣れてきたらゴム製・人工皮革製に移行するとよいでしょう。室内での安全性が高いことが最大の利点です。

素材 おすすめ環境 難易度 特徴
人工皮革 屋外・グラウンド 初〜中級 サッカーボールに近い感触・重みがある
ゴム(ラバー) 室内・屋外両用 中〜上級 弾みやすい・柔らかく室内でも安心
スポンジ 室内 入門 最も柔らかく軽量・低学年向き
  • 屋外練習メインなら人工皮革製が実戦に近い感触で使いやすい
  • 室内練習メインならゴム製やスポンジ製が安心
  • 初心者・低学年ほど硬め・重めのものから始めると感覚がつかみやすい
  • ゴム製は弾みやすく難しいため、中級以上になってから使うと効果的

主要メーカーの製品特徴を整理する:ミズノ・モルテン・アディダスほか

リフティング用ボールは複数のメーカーから販売されています。それぞれ設計の考え方や段階的なシリーズ展開が異なるため、特徴を把握したうえで選ぶと失敗が少なくなります。価格や仕様は時期・販売店によって変わることがあるため、購入前に各メーカーの公式サイトや信頼できる販売店でご確認ください。

ミズノ(MIZUNO):STEP1〜3の3段階シリーズ

ミズノのリフティング用ボールはSTEP1・STEP2・STEP3の3サイズ展開が特徴です。STEP1は直径約13cm・重さ約240g、STEP2は直径約10cm・重さ約170g、STEP3は直径約7.7cm・重さ約120gと、段階を追って小さく・軽くなる設計です。合成ゴム素材で、室内での使用にも対応しています。

ボールを正確な位置で捉えないと弾みが変わるため、自分で正解・不正解が確かめやすいという声があります。3種類を揃えてSTEP1から順番に使い始め、レベルアップに合わせてSTEP2・3へ移行するのが定番の使い方です。最新の仕様・価格はミズノ公式オンラインサイトでご確認ください。

モルテン(molten):ノーマルタイプとヴァンタッジオシリーズ

モルテンのリフティング用ボールにはゴム製の「ノーマルタイプ(LBN15)」と人工皮革製の「ヴァンタッジオリフティングボール」シリーズがあります。ノーマルタイプは直径約15cm・重さ約240g前後のゴム製で、リフティングマニュアルが付属しています。弾みやすいゴム製のため中〜上級者向けとされています。

ヴァンタッジオシリーズはLEVEL1(直径約18cm・約400g)・LEVEL2(直径約16cm・約300g)の2段階があり、LEVEL1は人工皮革製で初心者にも扱いやすいとされています。最新の仕様・価格はモルテン公式サイトでご確認ください。

アディダス(adidas)・その他メーカー

アディダスのリフティング用ボールはPUレザー(人工皮革)素材を使ったものが多く、直径約18cm前後の製品が中心です。デザイン性の高さを評価する声があり、練習のモチベーション維持を重視したい場合の選択肢になります。ミカサ(MIKASA)にもリフティング用トレーニングボールがあり、直径約18〜19cm・合成皮革製のものが展開されています。各メーカーの最新ラインナップは公式サイトや販売店でご確認ください。

また、ネット付きのストラップボールタイプ(蹴ったボールが紐でつながって戻ってくる構造)も販売されています。一人でも繰り返し練習しやすい反面、紐があることで通常のリフティングとは動きが異なる部分もあります。補助的なアイテムとして使うとよいでしょう。

価格の目安(参考・2025年時点の主な通販価格)
・ミズノ リフティングボール STEP1〜3:各1,500円〜2,500円前後
・モルテン ヴァンタッジオ LEVEL1・2:各2,000円〜3,500円前後
・アディダス タンゴ リフティング:2,000円〜3,500円前後
※最新価格は各メーカー公式サイト・販売店でご確認ください。
  • ミズノSTEP1〜3は合成ゴム製・3段階設計で初心者から上級者まで対応
  • モルテンのヴァンタッジオLEVEL1は人工皮革製で初心者向き
  • アディダスはデザイン重視・PUレザー製が中心
  • メーカーの仕様・価格は変わることがあるため購入前に公式サイトで確認するとよい

リフティング用ボールの使い方と続けるためのポイント

せっかくリフティング用ボールを購入しても、使い方や取り組み方を間違えると効果が出にくくなります。小学生・中学生が自主練で活用するための基本的なポイントを整理します。

最初にやること:1回を正確に蹴ることから始める

リフティングを始めたばかりの段階では、いきなり連続して回数を重ねようとするより、まず「1回だけ正確にインステップ(足の甲)に当てて真上に上げてキャッチする」ことを繰り返すのが効果的です。1回の精度が高まることで、連続した動きへの土台ができます。

足首を伸ばして足の甲のフラットな部分でボールを捉えることが基本です。つま先でちょんちょんと当てるリフティングより、インステップでしっかり蹴り上げる練習の方がキック技術の向上につながるとされています。ボールの中心(へそのあたり)でボールを触り続けることを意識すると、体勢を崩さずに続けやすくなります。

目標の立て方:小さな成功体験を積み重ねる

「100回できるまで練習しよう」という高い目標を最初から設定すると、達成できないことが続いてモチベーションが下がりやすくなります。「今日は3回続けてみよう」「昨日より1回多くできたらOK」という小さな目標を積み重ねる方が、続けやすく技術も着実に身につきます。

毎回記録をつけて数値で確認できるようにすると、上達が見えやすくなります。達成したときは保護者がその場で具体的に褒めると、練習のモチベーションが維持されやすいです。低学年のうちは一緒に練習する時間をつくるだけでも意欲が続きやすくなります。

通常ボールとの使い分けで効果を高める

リフティング用ボールばかり使い続けると、通常のサッカーボールを蹴ったときに大きく感じて蹴りにくいという状態になることがあります。そのため、リフティング用ボールと通常の練習ボール(4号球または5号球)を交互に使う習慣をつけるとよいでしょう。

週の自主練のうち、たとえば「3日はリフティング用ボール・2日は通常ボール」というように使い分けるのが一つの方法です。また、1回の練習内でも「最初の10分はリフティング用ボール・残りは通常ボール」と切り替えることで、感覚の差が生じにくくなります。練習の場所が室内か屋外かによって素材・サイズを使い分けることも意識するとよいでしょう。

Q. 室内でリフティング用ボールを使うときの注意点は?
ゴム製やスポンジ製を選ぶと家具や壁への衝撃が抑えられます。ただし、人工皮革製は硬いため室内では使用を控えるか、広いスペースで行うとよいでしょう。
Q. 何号球サイズのリフティング用ボールを最初に買えばいい?
「号球」の規格はリフティング用ボールには直接当てはまりません。サイズの目安としては直径13〜18cmの範囲で、入門には大きめを選ぶとよいでしょう。

  • 最初は「1回正確に蹴ってキャッチ」の繰り返しから始めると効果的
  • 高すぎる目標より小さな達成目標を積み重ねる方が継続しやすい
  • リフティング用ボールと通常ボールを交互に使う習慣をつけると感覚差が生じにくい
  • 室内では柔らかい素材のボールを使い、スペースと周囲の安全を確認してから始める

まとめ

リフティング用ボールは、サッカーボールよりも小さく設計された練習専用のアイテムです。回数を競うためではなく、ボールの芯を正確に捉える感覚とボールタッチの精度を高めるために使うものとして整理しておくと、選び方も使い方もぶれにくくなります。

まず最初の一歩として、入門には「大きめ(直径13〜18cm)・重め(200〜400g前後)・人工皮革製」から始めることをおすすめします。スポーツ用品店で実際に手に取って重さや大きさを確かめてから購入できると、さらに安心です。購入後は毎日少しずつ、通常ボールと交互に使いながら練習を続けてみましょう。

一球一球の積み重ねが、試合でのボールコントロールにつながっていきます。道具選びの次は、練習を習慣にすることが大切な一歩です。あなたとお子さんの自主練が少しでも充実したものになれば、うれしいです。

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