サッカー審判のリスペクトワッペン付け方|位置と固定方法を整理

サッカー審判のリスペクトワッペン位置や固定方法をイメージさせる審判用品の風景画像 審判とルール

子どもたちのサッカーを支える審判員にとって、リスペクトワッペンは試合前の準備チェックでよく迷うポイントのひとつです。「右腕か左腕かどっちだっけ」「ホルダーは必要なのか」といった疑問を持つ保護者審判の声は少なくありません。この記事では、JFA公式ストアや複数の審判経験者の情報をもとに、リスペクトワッペンの装着位置・固定方法・紛失時の対処まで整理しました。

このブログでは、少年少女サッカー(小学1年生〜中学3年生)に関わる審判ルールや保護者サポートの情報を調査・整理しています。今回のテーマは「リスペクトワッペンの付け方」。審判資格を取ったばかりの保護者の方や、4級審判として子どもの試合を担当している方に向けて、手順と注意点を分かりやすくまとめます。

リスペクトワッペンは、JFAが2008年度から推進する「リスペクトプロジェクト」の一環として審判員の着用が求められているマークです。小学生・中学生年代の試合でも、審判を担う保護者コーチにとって「正しく付けて試合に臨む」ことは、子どもたちにリスペクトの精神を示す大切な行動でもあります。

リスペクトワッペンとはどんなものか、まず確認する

リスペクトワッペンとはどういうものかを調べると、JFAのリスペクトプロジェクトと深く結びついていることが分かります。着用の意味と現行デザインの特徴を先に押さえておくと、付け方の手順も頭に入りやすくなります。

リスペクトプロジェクトと審判員の関わり

JFAとJリーグは2008年度より「リスペクトプロジェクト」をスタートしました。リスペクトとは「大切に思うこと」であり、選手・審判・指導者・保護者・施設・競技規則など、サッカーに関わるすべての人・ものを大切に思う精神を指します。

審判員もこの取り組みの担い手として、リスペクトワッペンを着用して試合に臨むことが求められています。JFAの通達では着用が義務付けられており、4級審判では現場での指摘を受けることは少ないとされますが、3級審判からは必ず付けるよう指導が入ることが多いと複数の経験者が報告しています。

少年少女サッカーの試合では、審判を担う保護者コーチが子どもたちの目の前でリスペクトのシンボルを身に着けていることは、「サッカーに関わるすべての人を大切にする」姿勢を示す機会にもなります。

現行の長方形デザインと旧型の違い

リスペクトワッペンのデザインは2020年度に変更されました。それ以前の旧型は丸い形状でしたが、現行モデルは横長の長方形になっています。現行モデルには日本語の「リスペクト」表記も加わり、視認性が上がりました。

2020年度以降に審判資格を取得した場合は、資格取得時に長方形の新型が配布されます。旧型の丸いワッペンをそのまま使っている場合でも試合への影響があるわけではありませんが、JFA公式オンラインストア(JFA STORE)から新型を購入して切り替えるとよいでしょう。

また、長方形に変わったことで、対応するワッペンホルダー(ケース)も新型用に変わっています。旧型用の正方形ホルダーに新型を入れようとすると形が合わないため、購入時は注意が必要です。

審判服に付けるワッペンの種類と役割の整理

審判服に付けるワッペンは、主に以下の2種類です。

ワッペンの種類装着位置着用の要否
ライセンスワッペン(審判証ワッペン)左胸公式戦で必須
リスペクトワッペン右肩(右腕)JFA通達で義務

ライセンスワッペンは取得した審判資格のグレードを示すものです。4級は黄緑色、3級は水色など、色でグレードが分かります。リスペクトワッペンは資格グレードとは関係なく、すべての審判員が着用するものです。

なお、以前存在したフェアプレーワッペンは2020年3月末をもって廃止されています。現在は「ライセンスワッペン(左胸)+リスペクトワッペン(右肩)」の2点が基本セットです。

ワッペンの基本装着位置まとめ
・ライセンスワッペン → 左胸(公式戦必須)
・リスペクトワッペン → 右肩・右腕(JFA通達で義務)
フェアプレーワッペンは2020年3月で廃止。現在は上記2点が標準です。
  • リスペクトワッペンはJFAの通達で着用義務がある
  • 2020年度より長方形の新デザインに変更されている
  • 旧型(丸型)を持っている場合はJFA STOREで新型を購入できる
  • ライセンスワッペンは左胸、リスペクトワッペンは右肩が基本位置

リスペクトワッペンを審判服に付ける具体的な手順

実際にどう付けるかを調べると、審判服のモデルによって対応が分かれることが分かりました。「審判服にマジックテープがあるかどうか」と「ホルダーを使うかどうか」の2点で手順が変わります。ここでは3つのパターンを整理します。

パターン1:審判服にマジックテープあり+ワッペンホルダーを使う方法

現行モデルの審判服には、右腕(右肩付近)にマジックテープのループ面(メス・柔らかい面)があらかじめ付いています。この場合、ワッペンホルダー(ワッペンガード)を用意するのが最もスムーズな方法です。

手順は以下のとおりです。まず、長方形のリスペクトワッペンをホルダーに差し込みます。次に、ホルダー裏面のフック面(オス・硬い面)を、審判服右腕のループ面(メス)に合わせて貼り付けます。これだけで装着完了です。

ホルダーを使う利点は複数あります。ワッペンを汗や雨から守れること、洗濯のたびに取り外しができること、ワッペン自体を傷めにくいことが挙げられます。長方形ワッペン対応のホルダーはFINTA(フィンタ)のFT5970などが市販されており、サッカー専門店やオンラインショップで入手できます。

パターン2:審判服にマジックテープあり+ホルダーなしで直付けする方法

ホルダーを使わずに、ワッペン本体に直接マジックテープのフック面(オス)を取り付けて、審判服のループ面に貼る方法もあります。この場合、アイロン接着タイプの細幅マジックテープを用意し、ワッペン裏面に貼り付けてから審判服に接続します。

直付けのデメリットとして、洗濯時にワッペンが剥がれやすくなるリスクがある点に注意が必要です。また、アイロン接着テープは時間が経つと粘着力が落ちることもあります。長袖と半袖の審判服を使い分けている場合は、それぞれの右腕にマジックテープを加工するか、ホルダーを複数枚用意して対応する方法もあります。

パターン3:審判服に右腕のマジックテープがない場合の対処

審判服の古いモデルには、右腕にマジックテープが付いていない場合があります。この場合の対処法は主に2つです。

1つ目は、アイロン接着タイプのマジックテープを審判服右腕の適切な位置に貼り付けて、マジックテープ対応にする方法です。接着面の裏からアイロンをあてるタイプが手軽ですが、審判服の素材によっては接着が難しい場合があります。縫い付けることでより確実に固定できます。

2つ目は、両面テープで一時的に固定する方法です。試合前の準備として手軽に使えますが、雨天や汗で粘着力が落ちて試合中に剥がれるリスクがあります。公式戦ではマジックテープや縫い付けによる固定のほうが安心です。安全ピンの使用は、外れたピンが自分や選手に刺さる危険があるため絶対に避けてください。

付け方を選ぶ際のポイント
・審判服に右腕マジックテープあり → ホルダー使用が最もトラブルが少ない
・古い審判服でマジックテープなし → アイロン接着または縫い付けで加工する
・両面テープは応急処置として使えるが公式戦での単独使用は不安が残る
安全ピンは怪我防止のため絶対に使わない
  • 現行モデルの審判服には右腕にマジックテープが付いている
  • ホルダー使用が手間・耐久性の面でバランスがよい
  • 古い審判服はアイロン接着マジックテープか縫い付けで対応できる
  • 安全ピンはどんな状況でも使用しない

装着位置をめぐる疑問を整理する

少年少女サッカーで審判用リスペクトワッペンや試合準備を表すイメージ画像

リスペクトワッペンの装着位置については「右腕」と「左腕」の情報が混在していることがあります。調べると、JFAの通達とJリーグ審判の運用が異なるケースがあることが背景にあると分かりました。この点を整理しておくと、現場での混乱を防げます。

JFA通達の原則:右肩・右腕が基本

JFA公式オンラインストア(JFA STORE)のリスペクトワッペン商品ページには、「審判活動をする際、通常はユニフォームの右肩につけます」と明記されています。これがJFAとしての基本的な案内であり、4級・3級を含む一般の審判員はこの位置を基準にするとよいでしょう。

少年少女サッカーの公式戦・練習試合を担当する保護者審判の場合も、この「右肩(右腕)」を装着位置の基本として押さえておけば問題ありません。所属する都道府県協会や大会主催者から別途指定がある場合は、その案内に従ってください。

Jリーグ審判が左腕につけている理由

テレビ中継でJリーグの審判員を見ると、リスペクトワッペンを左腕に付けているケースがあります。これはJリーグの審判服の仕様に基づくもので、一般の審判員とは運用が異なります。

少年少女サッカーを担当する4級・3級の審判員がこの映像を参考にして左腕に付けてしまうと、JFAの通達との不一致が生じる可能性があります。Jリーグ審判の左腕装着はあくまで別の運用であるため、一般の審判員は「右肩・右腕」を基準にしましょう。

ライセンスワッペンとの位置関係を確認する

ライセンスワッペン(審判証ワッペン)は左胸に付けます。リスペクトワッペンは右肩・右腕です。左胸にはライセンスワッペン、右肩にはリスペクトワッペンと、左右を分けて使うと覚えやすいです。

現行の審判服(新しいモデル)には、左胸・右腕・左腕の3か所にマジックテープのループ面が付いているものが多いです。古いモデルは左胸と左腕の2か所のみの場合があるため、購入時に右腕のマジックテープが付いているかどうかを確認しておくとよいでしょう。

ワッペン装着位置(原則)備考
ライセンスワッペン左胸公式戦必須・グレード別の色あり
リスペクトワッペン右肩・右腕JFA通達で義務・現行は長方形
  • JFA公式の案内では「右肩」が基本位置
  • Jリーグ審判の左腕装着は別運用で、一般審判の参考にはならない
  • 装着位置に迷う場合は所属協会や大会主催者に確認するとよい
  • 現行審判服には右腕にもマジックテープが付いているものが多い

ワッペンの入手と紛失時の対処を確認する

審判資格の取得後に配布されるワッペンが紛失した場合や追加で必要になった場合の対処法も、事前に把握しておくと安心です。購入先・費用・再発行の手続きをまとめておきます。

リスペクトワッペンの入手先

リスペクトワッペンは、審判資格の取得時に配布されます。長袖と半袖の審判服を使い分けている場合は、それぞれに用意したいこともあるでしょう。追加購入はJFA公式オンラインストア(JFA STORE)から可能です。

JFA STOREを利用するためにはJFA IDの取得が必要です(無料)。商品ページのURLは https://official-store.jfa.jp/ から「競技用品」カテゴリで確認できます。送料の関係で1枚だけ購入すると送料のほうが高くなるケースもあるため、複数が必要な場合は審判仲間とまとめて購入する方法もあります。

ライセンスワッペン(審判証)を紛失した場合

ライセンスワッペン(審判証ワッペン)を紛失した場合は、JFAのWEB登録システム「Kickoff(キックオフ)」から再発行申請を行います。公式戦に必須のワッペンのため、紛失が分かった時点で早めに申請しておきましょう。

審判証ワッペンとリスペクトワッペンは再発行・入手の手続きが異なります。リスペクトワッペンはJFA STOREで個別に購入できますが、ライセンスワッペンは購入では対応できず、Kickoff経由の申請が必要です。手続きの詳細や費用はJFA公式サイト(www.jfa.jp)またはKickoffのサポートページで最新情報を確認してください。

審判服を洗濯する際の注意点

ホルダーを使用している場合は、洗濯前にホルダーごとワッペンを外してから洗濯機に入れましょう。ホルダーを付けたままで洗濯すると、ホルダーの変形や審判服のマジックテープの傷みにつながることがあります。

ワッペン本体をアイロン接着で直貼りしている場合は、高温洗いや強い脱水が繰り返されると接着が弱まることがあります。洗い終わった後にワッペンの端が浮いていないか確認する習慣をつけておくと、試合直前に慌てずにすみます。

紛失・追加購入のチェックポイント
・リスペクトワッペン追加 → JFA STORE(jfa.jp公式)で購入可能
・ライセンスワッペン紛失 → JFA「Kickoff」で再発行申請が必要
・送料の関係でまとめ購入がお得なケースあり
・JFA STOREの最新情報はJFA公式サイトで確認を
  • 追加のリスペクトワッペンはJFA STOREで購入できる
  • ライセンスワッペンの再発行はKickoffからの申請が必要
  • 送料を考えると複数まとめ購入が効率的な場合がある
  • 洗濯前にホルダーを外すとワッペン・審判服ともに長持ちする

少年少女サッカーの審判を担う保護者へ伝えたいこと

小学生・中学生年代のサッカーでは、保護者が審判を担当する場面が多くあります。審判の装備の中でも「ワッペンをちゃんと付けて試合に臨む」ことは、子どもたちへの影響という観点でも意味があります。

審判の準備が試合の雰囲気をつくる

審判がワッペンをきちんと付けて試合に入ることで、選手や観戦する保護者に「公正な試合が行われる」という安心感を与えます。子どもたちにとっても、審判が整った格好で立っていることは集中して試合に臨む環境づくりにつながります。

逆に、試合直前にワッペンが剥がれていたり、付け忘れていたりすることに気づくと、そちらに気を取られてしまいます。事前にホルダーへの装着とマジックテープの状態を確認しておくことで、試合当日の準備がスムーズになります。

試合前のワッペン確認チェックリスト

試合に出発する前に、以下の点を確認しておくとよいでしょう。

ライセンスワッペンが左胸のマジックテープにしっかり固定されているかどうか。リスペクトワッペンが右腕のマジックテープまたはホルダーに装着されているかどうか。ホルダーのマジックテープに剥がれや緩みがないかどうか。雨天が予想される場合は、ホルダーのカバーが閉まっているかどうか。

これらを出発前に確認する習慣があると、試合会場で慌てることがなくなります。

ワッペン以外の審判準備も並行して整えておく

ワッペンの付け方が分かったら、笛・時計・ボードなど他の審判グッズとあわせて準備を整えておくと安心です。特に初めて審判を担当する保護者の場合は、審判服の色(選手と区別できる色か)や笛の音量を事前に確認しておくことも大切です。

公式戦の場合は大会要項に審判の服装規定が記載されていることもあります。担当コーチや大会運営者に確認して、当日に不備が出ないよう準備しておきましょう。

確認項目確認内容
ライセンスワッペン左胸に固定されているか
リスペクトワッペン右腕に固定されているか
マジックテープの状態剥がれ・緩みがないか
ホルダーのカバー雨天時は閉まっているか
審判服の色選手チームと区別できるか
  • 試合前の準備確認がスムーズな審判活動につながる
  • 出発前にワッペン2か所(左胸・右腕)の固定を確認する
  • 公式戦では大会要項の服装規定も合わせて確認するとよい
  • 審判グッズ一式をひとつの袋にまとめておくと管理しやすい

まとめ

リスペクトワッペンの装着位置はJFA公式の案内に基づき「右肩(右腕)」が基本です。現行の長方形ワッペンには対応ホルダーを使うのが最もトラブルが少なく、審判服の右腕にマジックテープがあればそのまま取り付けられます。

まず手持ちの審判服の右腕にマジックテープのループ面(メス)があるか確認してみましょう。ない場合はアイロン接着タイプのマジックテープを用意するか、長方形対応ホルダーと合わせて準備を進めると次の試合からすぐに対応できます。

「準備が整った審判」の姿は、グラウンドに立つ子どもたちに確実に伝わります。ワッペンひとつの付け方を整えることも、少年少女サッカーを支える大切な一歩です。

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