ペレーダ5000と4000の違いが分からず、数字が大きい5000を選ぶべきか、価格を抑えて4000にするべきか迷う家庭は少なくありません。どちらもモルテンの定番シリーズですが、単純に高いモデルほどすべての小中学生に合うわけではありません。
主な違いは、パネルをつなぐ製法、表面の構造、使用を想定したグラウンド、価格帯にあります。一方で、小学生用の4号球と中学生以上が使う5号球では、まず年代に合った号数を優先しなければなりません。
この記事では、公式資料に示された第6世代の仕様を軸に、練習頻度や使用場所まで含めて判断できるよう整理します。お子さんが実際に使う場面を思い浮かべながら、必要な性能に合うほうを選んでみてください。
ペレーダ5000と4000の違いは製法と使用目的にある
最初に結論を押さえると、5000はアセンテック製法を採用した上位モデル、4000は手縫い製法を採用したスタンダードモデルです。見た目が似ていても、パネルの接合方法と想定される使い方が異なります。
5000は縫い目を使わないアセンテック製法
ペレーダ5000は、パネル同士を熱と接着技術で一体化するアセンテック製法を採用しています。糸で縫い合わせる構造ではないため、パネルの境目に一般的な手縫い球のような深い縫い目が見えにくい点が特徴です。
メーカー公式では、真球性に配慮し、ボールのどこを蹴っても感触がそろいやすいトップモデルとして位置付けられています。例えば、試合に近い感覚でキックやトラップを繰り返したい選手には、接合部による感触の差が少ない構造が選択理由になります。
ただし、小学生が5000を使えば急にキックが正確になるわけではありません。インサイドの面を作る、軸足を置く、ボールの中心を見るといった基本技術が土台です。5000の構造は、その練習を安定した感触で続けたい場合の付加価値と考えると分かりやすいでしょう。
4000は手縫い製法のスタンダードモデル
ペレーダ4000は、人工皮革のパネルを糸でつなぐ手縫い製法です。5000とは構造が異なるものの、メーカー公式では3000より上のスタンダードモデルとして展開され、日常的な練習を想定した仕様になっています。
手縫い球にはパネルの境目があり、指で触れると接合部分を確認できます。ボールタッチでは5000との違いを感じる選手もいますが、小中学生の基礎練習、チーム練習、家庭での自主練に必要な用途を幅広く満たせます。
具体的には、土の校庭でドリブルや対面パスを繰り返す場合、毎回トップモデルと同じ構造を必要とするとは限りません。練習量が多く、消耗や紛失の可能性も考えて購入費とのバランスを取りたい家庭では、4000が現実的な候補になります。
両モデルともJFA検定球のラインナップがある
第6世代のメーカー公式資料では、5000のキッズ4号球と4000の4号球、5号球はいずれもJFA公認として示されています。JFA検定球は、定められた品質基準を満たしたサッカーボールに表示される区分です。
そのため、4000だから公式戦に関係のない簡易的な練習球というわけではありません。所属チームや大会がJFA検定球を求めている場合でも、該当するモデルであれば候補にできます。ただし、実際の試合で個人所有のボールを使用するかは大会やチームの運用によって異なります。
購入時は商品写真だけで判断せず、本体にある検定マーク、品番、号数を確認してください。旧世代の商品や用途の異なるトレーニングボールが並んでいる場合もあるため、ペレーダという名称だけで決めないことが大切です。
4000は手縫い製法のスタンダードモデルです。
どちらも年代に合う号数と検定表示を先に確認します。
店頭で比べるときは、両方の表面を指でなぞり、パネルの境目を見てみてください。そのうえで「試合球に近い構造を優先するか」「普段の練習で気兼ねなく使うか」を親子で話すと、価格だけに引っ張られにくくなります。
- 5000は縫い目のないアセンテック製法です。
- 4000は手縫い製法を採用しています。
- 4000も該当商品はJFA検定球です。
- 技術の上達はモデル差だけでなく基本練習が土台です。
小学生と中学生では号数とグラウンドを先に確認する

製法の違いが分かったところで、次はお子さんの年代と使用場所を確認します。5000か4000かを決める前に号数を間違えると、チーム練習や公式戦を想定した自主練に合わなくなるためです。
小学生は基本的に4号球から選ぶ
小学生年代の試合や一般的なチーム活動では、4号球が中心です。第6世代のペレーダには、5000キッズ4号球と4000の4号球が用意されているため、小学生はこの2種類を同じ号数で比較できます。
低学年ではチームによって3号球や軽量球を練習に取り入れる場合もありますが、地域大会や所属チームの運用は一律ではありません。入団時に用意するボールなら、コーチへ「個人用は4号球でよいですか」と確認してから購入すると安心です。
特に商品名の5000という数字を5号球の意味だと誤解しないよう注意してください。5000と4000はシリーズのグレード名であり、ボールの大きさを表す号数ではありません。商品ページでは「ペレーダ5000キッズ4号」など、モデル名と号数を分けて読みます。
中学生は5号球を基準に選ぶ
中学生年代では、一般的に5号球を使用します。小学校卒業を控えた時期に買い替える場合は、現在の自主練で使う期間と、中学校入学後に使う期間のどちらを優先するかを考えてください。
例えば、小学6年生の冬に4号球が破損した場合でも、所属チームの活動終了まで4号球が必要なら、早めに5号球へ切り替えると練習の条件が変わってしまいます。一方で、卒団後すぐに中学校の練習へ参加する予定なら、指導者へ相談したうえで5号球を準備する方法もあります。
5号球の5000には芝用と土用があり、4000はメーカー資料上の標準ラインとして5号球が展開されています。中学生だから自動的に5000という選び方ではなく、学校やクラブが普段使うグラウンドを先に確認しましょう。
土と芝のどちらで使うかを整理する
5000の5号球には、芝用と土用の区分があります。芝用と土用では内部に使われるチューブなどの設計が異なるため、購入画面で単に5000とだけ表示されている場合は、品番や用途の記載まで確認する必要があります。
小学生用の5000キッズ4号球については、メーカー公式の商品区分を確認し、使用するグラウンドとの適合を販売ページで確かめてください。販売店が独自に短い商品名を付けていると、用途に関する表示が省略されていることがあります。
普段の練習が土の校庭で、芝の大会は年に数回だけという選手なら、日常の使用場所に合わせる考え方が自然です。反対に、人工芝や天然芝での活動が中心なら、チームが使っているボールの仕様をコーチに聞くと判断しやすくなります。
| 確認項目 | 小学生 | 中学生 |
|---|---|---|
| 基本の号数 | 4号球 | 5号球 |
| 5000の候補 | キッズ4号球 | 芝用5号球または土用5号球 |
| 4000の候補 | 4号球 | 5号球 |
| 購入前の確認 | チーム指定と検定表示 | 使用グラウンドとチーム指定 |
購入前には、スマートフォンのメモへ「年代、号数、使用場所、チーム指定」の4項目を書き出してみてください。店頭や通販で候補が増えても、この順番で照らし合わせれば、色や割引率だけで選ぶ失敗を減らせます。
- 5000と4000の数字は号数ではありません。
- 小学生は基本的に4号球、中学生は5号球を確認します。
- 低学年の運用は所属チームへ確認すると安心です。
- 5000の5号球は芝用と土用を区別します。
家庭用なら価格差より練習頻度と管理方法で選ぶ
年代と使用場所を押さえたら、今度は家庭での使い方を考えます。週末だけ使う選手と、毎日自主練をする選手では、必要な性能や購入後の手入れにかけられる手間が異なります。
4000が合いやすいのは日常練習を重視する家庭
4000は、チーム練習や公園での自主練など、普段使いを中心に考える家庭に合わせやすいモデルです。手縫い構造でありながらJFA検定球のラインナップがあり、基礎練習からゲーム形式まで1球で幅広く使えます。
小学生では、ボールを学校や公園へ持ち運ぶ機会が多く、地面との摩擦、フェンスへの接触、置き忘れなども起こります。高価なモデルだと傷を気にして使用を控えてしまう家庭では、必要な品質と購入費のバランスを取りやすい4000のほうが使いやすいかもしれません。
ただし、安い販売店を探すことだけを優先すると、旧モデル、色違い、号数違いを選ぶことがあります。価格は時期や店舗で変わるため、最新価格はモルテン公式オンラインショップのペレーダ商品ページと販売店の商品情報を照らし合わせてください。
5000が合いやすいのは試合感覚を意識する選手
5000は、公式戦で使われる上位グレードに近い構造で練習したい選手や、パネルの接合部を含めて均一な感触を重視したい選手に向いています。チームでアセンテック製法のボールを使う機会が多い場合は、自主練用も近い構造にそろえる考え方があります。
例えば、ロングキック、プレースキック、強いシュートを反復し、ボールの当たり方を細かく確かめたい中学生には、5000の特徴を生かしやすいでしょう。小学生でも競技志向が高く、保護者と一緒に空気圧や保管状態を管理できるなら候補になります。
一方で、リフティングを始めたばかり、近距離のパス練習が中心、使用後に屋外へ置いたままになりやすいという段階では、上位構造の差を十分に生かせない場合があります。現在の練習内容と管理習慣が整っているかまで含めて選ぶことが大切です。
兄弟姉妹で共用するときは年代差に注意する
兄弟姉妹で1球を共用したい家庭では、5000と4000のモデル差より号数の違いが大きな問題になります。小学生と中学生が同じボールで試合を想定して練習する場合、どちらか一方は普段の大会とは異なる号数を使うことになるためです。
庭で軽くボールタッチをするだけなら共用できる場面もありますが、キックの距離やバウンド、トラップの感覚を整える練習では、各年代に合った号数を使うほうが自然です。予算を抑えたいときは、上位モデル1球を共用するより、4000を年代別に用意する考え方もあります。
具体的には、小学生には4号球、中学生には5号球を用意し、それぞれの名前や目印をボールバッグへ付けます。ボール本体への記名方法は表皮を傷めないよう、メーカーやチームの案内を確認してください。
空気圧と保管を整えないとモデル差を生かしにくい
どちらを選んでも、空気が不足した状態や過度に張った状態では、本来の蹴り心地を保ちにくくなります。適正な空気圧はボール本体の表示やメーカー公式案内を確認し、対応する圧力計を使って調整してください。
空気針を乾いたまま強く差し込むと、バルブを傷めるおそれがあります。専用の潤滑剤を使い、針をまっすぐゆっくり入れると安心です。子どもだけに任せず、低学年では保護者が一緒に作業してみてください。
使用後は泥や砂を落とし、風通しのよい日陰で保管します。車内や直射日光の当たる場所へ長時間置くことは避けましょう。表面の傷、パネルの浮き、空気の減りが気になる場合は、使用を続ける前に販売店やメーカーへ相談します。
試合に近い構造と均一な感触を重視するなら5000が候補です。
適切な空気管理と保管ができるかも選択条件に含めます。
迷ったときは、1週間の使用予定を書き出します。「土の校庭でチーム練習が3回、公園で自主練が2回、芝の試合が月1回」のように具体化し、最も長く使う環境へ合わせると過不足の少ない選択ができます。
- 普段使いと費用のバランスを取りやすいのは4000です。
- 試合に近い構造を重視する場合は5000が候補です。
- 兄弟姉妹の共用ではモデルより号数を優先します。
- 空気圧、汚れ落とし、保管場所まで含めて管理します。
まとめ
ペレーダ5000と4000の大きな違いは、5000がアセンテック製法のトップモデル、4000が手縫い製法のスタンダードモデルである点です。
最初に、お子さんの年代に合う4号球または5号球を確認し、次に普段使うグラウンドと練習頻度を紙へ書き出してみてください。
価格の高低だけで決めず、実際の活動に必要な性能を選べば、毎日の練習で気兼ねなく使える1球を見つけやすくなります。

